プロキシサーバーとは

プロキシサーバーは、クライアントPCからインターネットにアクセスする際に、代理人として通信を中継するサーバーです。

通常、クライアントPCから目的のwebページを閲覧するまでには、無意識の内に多数のサーバーを経由しています。クライアントPCから目的のwebページへの”要求”に対して、webページがクライアントPCへ”応答”するため、通信は一方通行ではなく必ず往復となります。そのため、クライアントPCを出発した”要求”データには、通った道筋がすべて記録されてwebページのサーバーへ到着します。

プロキシサーバーを介さない場合、webサーバーにはすべての情報が伝わってしまいます。
特に、サーバーAはクライアントPCに近い位置に存在するため、自宅からのアクセスであれば住んでいる地域、出先からのアクセスであれば、アクセス時に居た場所などが容易に特定されてしまいます。 しかしプロキシサーバーを使った場合、webサーバーには、プロキシサーバーから先の情報しか伝達されなくなるのです。

このように、プロキシサーバーを利用すると、アクセス先のWebサーバーに対する匿名性が向上します。さらに、ほとんどのプロキシサーバーにはキャッシュ機能があり、一度webサーバーから受け取った情報は一定期間保存されるため、他のクライアントPCから同じ要求のアクセスがあった場合、プロキシサーバーからwebサーバー までの往復の通信を省略し、保存しておいたデータ直接クライアントPCに返すことで高速化を実現できます。

以上のように、プロキシサーバーは非常に便利ですが、一点注意しなければならないことがあります。
それは、アクセス先のwebサーバーへの匿名性は飛躍的に向上しますが、その通信内容はプロキシサーバーの管理者に丸見えになるという点です。第三者に知られても問題ない内容を、送信者がわからないようにして目的のwebサーバーにアクセスしたい場合は問題ないですが、クレジットカードの番号や重要なアカウントのIDを入力する際にプロキシサーバーを経由すると、その重要な情報が第三者に知れ渡ってしまうためかえって危険であるという点は知っておかなければなりません。